プロローグ

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手当たり次第に部屋を調査したが扉は閉ざされたままだった。 ビームライフルじゃ人が通れる穴なんて開きそうにない。 しかも、大佐との通信も出来ずにいた。おそらく部屋全体が、この分厚い鉄に覆われているからだろう。 まいったな… これしかないか… さっきのパソコンに入っていた魔法陣のデータ。 その中に空間転移の魔法陣があった。 試してみるか… ふふ、情けないな。どっかの訳わからん魔法に頼るなんて。 そう思いながら魔法陣を描いていく。 … これでよしっと。 後は呪文を唱えるんだったな。 涼『シフト…』 次の瞬間、魔法陣から光りが溢れ出し、涼はその場から消えた。
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