ミラージュ

プロローグ

今回のミッション内容は、いつもと少し変わっていた。
捜査対象がいつもの巨大兵器メタル○アではなく、ある宗教組織が生み出したとされる、生物兵器の調査。

『ミラージュ、聞こえるか？』
大佐から通信が入った。

『こちらミラージュだ。』

『例の部屋までたどり着いたようだな。その部屋の中に生物兵器が格納されていると思われる。くれぐれも用心してくれ。』

『ここに来るまでに調べた結果、生物兵器はお伽話に出て来るドラゴンの様な姿で、銃火器が通用しないらしい。万が一、そいつが動き出したらどうすればいい？』

『破壊を許可する。もっとも、倒せたらな。まぁ、敵も馬鹿ではあるまい。手に負えないような代物を何の対策も無しに手元に置いておくとは思えん。なにか有効な武器がどこかにあるはずだ。』