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「なぁなぁ、ハラ減ったの俺だけか??」
風が吹きつける寒い仙台の街で三人組はレコード会社に向かっていた。
寛人が長岡とジョニーに問う。
寛人の提案により、三人は半田屋という定食屋で休憩を兼ねた食事をとる事になった。
半田屋にはオカズ一品一品に値段が付いており、自分の好きなオカズをチョイスしただけの会計をするセルフサービスの定食屋となっていた。
彼等も列になりオカズを前に並ぶ人と同様に好きなオカズをとっていく。
しかし三人の中で一番目に並ぶ寛人が狙っていた唐揚げを前の奴にとられた。
「あっ…!!唐揚げ…!!」
寛人が思わず声を漏らす。
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