T.A.records

7/25
前へ
/128ページ
次へ
襟足の赤い男が振り返り、近いてくる三人組を確認する。 相変わらず金メッシュの男は睨み付けている。 寛人がまさにタンカを切りだそうとしたその時………… 「ちょっとちょっと!!ストップストップ!!」 一触即発の空気を断ち切ったのは黒短髪でギターケースをしょった男だった。 「本当すいません!!勘弁してください!!」 その男は彼等の間に割り込み寛人逹に平謝りする。 「ナイス安島…おい、緑川!!お前も謝れ!!」 襟足の赤い男が金メッシュの男を見て言った。 ジョニーがその様子を見て口を開く。 「謝るのはお前だろ??」 「…え??」 襟足の赤い男は戸惑った様子を見せた。 「ラストの唐揚げ…」 ジョニーが恨めしそうに指を差す…
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

276人が本棚に入れています
本棚に追加