1814人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
「貴史~明日バレンタインじゃん どうせお前今年もいっぱい貰うんだろ?」
親友の竜也が昼休みに話しかけてきた
瀬戸内竜也(セトウチタツヤ)。仲良くなったきっかけは、最初の席替えで席が近かったため。野球部期待の新人で、それなりに女子にも人気がある
「知らねーよ。別に俺が渡す訳じゃないから」
俺の名前は井上貴史。美術部なのに何故が女子に人気があるらしいが、正直に言うと、さほど興味がない。俺には絵しか無いから…。あと…
「そうかぁ…貴史。やっぱり花ちゃんからのチョコじゃなければ喜ばないということか」
「!?…あ、アイツなんかに貰っても嬉しくなんか無ぇ…」
「単純だな」
「るせぇ」
そうだよ!!その通りだよ!!俺はあの相川花に惚れてます!!
最初のコメントを投稿しよう!