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今更になって不安を覚えた。
嫌な寒気と雰囲気を感じ、
部屋から出ようと、
支配人に初めて話しかけた。
直木「なぁ、ちょっと。
トイレに行きたいんだけど。」
嘘だった。
「逃げる」
ための嘘だった。
だが支配人は彼の心中
を察したのか、
『少々お待ちを。
主人をただいま
呼んで参ります。』
と支配人は言い残し、
早々にその場を去った。
直木「おいっ!!ちょっ━━」
ギーーーーイィィ
ガチャンッ
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