プロローグ

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そんな直木には夢があった。 将来、 親元から遠く離れ、 “普通”に友達を作り、 “普通”に友達と酒を飲んで ワイワイしたり、 “普通”に女の子に恋をし、 “普通”に女の子と デートしたいと、 今までにできなかった “普通”という生活を 存分にしてみたかった。 誰にも干渉されない生活を してみたかった。 そのために直木は 必死に勉強した。 親のためではなく、 自分の“普通”の生活を 勝ち取るために 必死に勉強した。 その甲斐あってか、 直木は実家からかけ離れた 某有名大学に入学した。
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