モバゲーにデビューする生徒会

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会長「何事にもチャレンジすることが大切なのよ!」   会長がいつものように小さな胸を張ってなにかの本の受け売りを偉そうに語っていた。   そして、続けざまにもう一言。 会長「てなわけで、モバゲーデビューよ!」   『わー』   ぱちぱちぱち………と、俺達生徒会メンバーのテキトーな拍手が響き渡る。 会長こと桜野くりむは、いつものように根拠のない自身で椅子にふんぞり返っていた。   まったく、このロリ会長ときたら……やれやれ。 しかたなく俺はどんなことをやるのか会長に恐る恐る聞いてみた。   杉崎「デビューしてどんなことをやるんですか?」   会長「ふっ、愚問だわ、杉崎」   えっ?何か今俺鼻で笑われた!?   会長「それはもちろん、この生徒会についてみんなに知ってもらうためよっ!」   椅子の上に立ち、片方の手を拳にして天井に突き上げる。てか会長、パンツが見えそうですよ?いや、俺としては見たい……じゃなくて。   知弦「それよりアカちゃん、パンツが見えそうよ?」   知弦さんが会長に指摘すると、直ぐさま椅子から下りて座った。恥ずかしかったためか、頬が微かに朱い。
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