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深夏「それで具体的には、どうやって知ってもらうんだ?」
俺の隣に座るツインテールの美少女、深夏がそう尋ねる。
会長「それは…まあ、うん…いろいろと」
杉崎「見切り発車もいいとこですね」
会長「ぐっ、杉崎なんかに言われたくないわよっ!」
なんか微妙に傷ついた。
すると、ここで何か疑問を思ったのか、深夏が口を開く。
深夏「ところでよ、モバゲイて何だ?」
杉崎「なにその間違い!」
会長「違ぁーう!モバゲーよ、モバゲー!」
深夏「ああ、すまん。それでモバゲーて何だ?」
会長「えーっとね………」
しばらく沈黙の会長。
十秒経過―
三十秒経過―
一分経過―
五分経過―
杉崎「会長?」
黙り込んでしまった会長を呼んでみた。
会長「…すぴー」
杉崎「寝てる!?」
なんとあろうことにも、会長は寝てしまったのだ。この短時間の間。とりあえずこの人は無視しておこう。
深夏「で、結局モバゲーて何だ?」
杉崎「ああ、モバゲーってのはな―――」
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