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真冬「待ってください、杉崎先輩」
さっきまでBL本を読んでいた真冬ちゃんが、俺の言葉を突如遮る。
杉崎「なにかな?」
真冬「お姉ちゃんにモバゲーの説明ですけど、ここは真冬に任せてください!」
杉崎「真冬ちゃんがそう言うなら」
とりあえず俺は深夏に説明する役を真冬ちゃんに譲ることに。
真冬「いいですか?モバゲーってのはですね――」
深夏「うんうん」
今まさに何もすることがない俺は、知弦さんの方へと目を向けてみた。
知弦「ふふふ」
会長「…むにゃむにゃ…すぴー」
知弦さんが会長に何かしていた。気になったので話かけてみることに。
杉崎「知弦さん?一体なにを?」
知弦「あら、見てわからないかしら。アカちゃん遊びよ」
そう言って、会長の頬っぺたをびよーんと伸ばす知弦さん。実にうらやましい!
杉崎「俺もやっていいですか?」
知弦「だめよ、キー君。アカちゃんの頬っぺたは私のも、この寝顔も私のものよ」
杉崎「それなんてジャイアニズム!?」
知弦「まあ、そういうわけだから諦めなさい」
杉崎「ぐっ…」
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