モバゲーにデビューする生徒会

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会長「それで、どこまで話が進んでたっけ?」   杉崎「進んだも何もまだ1ミリも進んでませんよ」   会長「それで、どうやって我が生徒会を知ってもらうかなんだけど……」   言い出しっぺの本人は、どうやら何も考えてなく『モバゲーデビュー!』なんて思いつきで言ったのだろう。   しばし沈黙の生徒会室。   真冬「はい!」   何かいい案が思いついたのか勢いよく挙手する真冬ちゃん。   会長「はい、真冬ちゃん」   真冬「えーっとですね、真冬が思うには、小説を書いてみてはどうかなーって思いまして」   会長「なるほど」   杉崎「要するに、俺達が出している生徒会の本のモバゲー版ってことかな?」   真冬「はい、その通りです」 深夏「いいかもな、そのアイデア」   知弦「確かにいいわね」   会長「じゃあ、その案を採用よ!」   深夏「流石あたしの妹だ」   腕を組み、しきりにうんうんと頷く深夏。   会長「よし、それじゃあ早速小説を書くわよ!」   杉崎「ところで、その小説は誰が書くんですか?」   会長「ん?もちろん杉崎よ」
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