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それはある屋上のこと
会長「ねぇ~杉崎~、私のこと好き?」
甘えたような声で、会長が俺に尋ねてくる。
杉崎「ああ、もちろんさ。好きだよ」
会長「ホントにホントにホント?」
杉崎「ホントにホントにホントさ」
真っ直ぐ目を見て、面と向かい合わせ俺は言う。嬉しかったのだろうか、会長が少し照れてような気がした。
知弦「キー君、アカちゃんとばかり話しててずるいわ」
右腕に軽く重りを感じた。知弦さんが、俺の腕にしがみついてきたのだ。なんて大胆な。
杉崎「ごめんごめん、もしかして妬いたかな?」
知弦「当たり前よ」
そういってしがみついている手に力が篭る。知弦さんは綺麗だ。こんなにも大人っぽく綺麗な人は知弦さんしかしらない。会長はロリキャラ美少女。知弦さんは会長とはまた逆の美少女といっていいだろう。
会長「知弦ばっかりずるーい!私もー」
そういって会長は、俺の左腕にしがみつく。おいおい、参ったなこれは。まさかに今の状況は両手に花だ。
そしてこれはいつものことだ。
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