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弥勒が珊瑚に耳打ちした。
珊瑚は小さく頷くと、かごめを散歩に誘った。
七宝も、きららと一緒に2人の後を追った。
「…なんでぃ、弥勒。」
そこには弥勒と犬夜叉だけになった。
弥勒は、ふぅ、と息をはいた。
「いつまでそんな顔をしているつもりだ」
「え…」
犬夜叉は、そんな顔って…?と不思議そうな顔をした。
「前向きにいきなさい。かごめ様の記憶を戻す事だけ考えなさい。」
犬夜叉は、ゆっくり頷いた。
そして、かごめのもとへ走っていった。
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