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「近づいてくる。」
「どうせザコ妖怪だろ。」
珊瑚は飛来骨へ手をかける。
皆が妖怪が来るのを待っていると、木と木の間から、らしきものが見えてきた。
「思った通り、ザコ妖怪ですな」
「私が片付けるよっ。飛来骨!」
珊瑚が妖怪目掛けて飛来骨を飛ばした。
しかし、妖怪は飛来骨をつかんだ。
「なっ…!」
珊瑚が驚くひまもなく、妖怪は飛来骨を珊瑚目掛けて飛ばしてきた。
珊瑚はそれをよけたが、よけた先には――…
「キャアアアアッ!」
「かごめ!!」
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