ある日

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珊瑚の後にいたかごめに、飛来骨は命中した。 かごめは頭を強くうって、気を失った。 「かごめ…!」 「あ…あたしがよけたばっかりに…。」 珊瑚は奮えながらに言った。 「…くそ!!」 犬夜叉は一発で妖怪を仕留めた。 そしてすぐに、かごめの側へ駆け寄る。 「…楓様の村へ戻りましょう。かごめ様は頭を強くうったようだ。」 「すまない……本当に…」 「珊瑚、気にすることはない。」 涙をためている珊瑚に、弥勒は優しく声をかける。 「急ぐぞ」 犬夜叉はかごめを抱えて、村まで走った。
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