勇者だって人間だもの！

ありきたり大嫌い

俺の名前はバルス。

この名前に反応した人

厨二病決定！

年齢１７歳のピチピチの引きこもりの俺は、今村長宅を訪問している。

それは、魔王を倒す旅に出るためだ。

理由は家の電力が弱すぎて、パソコンとゲームの電源を入れるだけでブレーカーが落ちるので、母上に抗議したら

｢家は家計的にピンチなの！趣味がしたいなら自分で稼ぎなさい！｣

と、宣言されたからだ。

働く考えは残念ながら、一億年と二年前に捨ててきたので魔王をサクッと倒して財宝かっぱらうことにした。

｢あぁ、勇者希望？だったら家の畑に剣刺さってるから抜けたら行っていいぞ｣

せっかく人ん家のハーブティーを優雅に勝手に飲んでたら、畑仕事帰りの村長に冷めた目で言われた。

｢やってやんよ！直ぐに来っからきびダンコ用意しとけよ！｣

村長宅の裏にあるキャベツ畑にだらだらと向かう。