ズタ☆ボロ

2/15
前へ
/321ページ
次へ
入院した。 2日前に隣街に着き、ティーたんが離れた瞬間に足に耐え難き激痛が襲った。 薬草を何枚も食べたが、精力がみなぎるだけで、痛みは治まらなかった。 ティーたんとレイカっちに助けを求めたが、無視された。 日頃の行いの悪さを痛感しながら放置プレイを楽しんだが、そこで意識を手放した。 そして、気が付くと固いベッドの上に寝ていた。 薬品の独特の臭いで病院と分かり、どんなハレンチナースだ出てくるかドキドキしていたが、この病院には歳を取って持て余したおじさん先生と、ドスのきいた男の看護師しかいなかった。 現実を見て二時間泣き、看護師からノーパンのナースはいないと聞いて更に三時間泣き続けた。 二次元の世界に行きたいと、心の底から思った。 ティーたんとレイカっちは街の様子を見に行ってしまった。 俺は現実から逃げ、頭の中でナース悪態シュミレーションをやっている。 こっちの世界ではフラグビンビンで逆に困る。 ぇひゃっぇひゃっぇひゃっぇひゃっ! …………はぁ、すっごい寂しい。 くそ、息子だけ元気に立ち上がりやがって。 激痛の原因は、足首から下の粉砕骨折らしい。 現にギブスでガチガチに固めてあり、少し動かすだけで痛みで全身が痺れる。 早く二人帰って来ないかな。
/321ページ

最初のコメントを投稿しよう!

878人が本棚に入れています
本棚に追加