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入院した。
2日前に隣街に着き、ティーたんが離れた瞬間に足に耐え難き激痛が襲った。
薬草を何枚も食べたが、精力がみなぎるだけで、痛みは治まらなかった。
ティーたんとレイカっちに助けを求めたが、無視された。
日頃の行いの悪さを痛感しながら放置プレイを楽しんだが、そこで意識を手放した。
そして、気が付くと固いベッドの上に寝ていた。
薬品の独特の臭いで病院と分かり、どんなハレンチナースだ出てくるかドキドキしていたが、この病院には歳を取って持て余したおじさん先生と、ドスのきいた男の看護師しかいなかった。
現実を見て二時間泣き、看護師からノーパンのナースはいないと聞いて更に三時間泣き続けた。
二次元の世界に行きたいと、心の底から思った。
ティーたんとレイカっちは街の様子を見に行ってしまった。
俺は現実から逃げ、頭の中でナース悪態シュミレーションをやっている。
こっちの世界ではフラグビンビンで逆に困る。
ぇひゃっぇひゃっぇひゃっぇひゃっ!
…………はぁ、すっごい寂しい。
くそ、息子だけ元気に立ち上がりやがって。
激痛の原因は、足首から下の粉砕骨折らしい。
現にギブスでガチガチに固めてあり、少し動かすだけで痛みで全身が痺れる。
早く二人帰って来ないかな。
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