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「は、ははっ。」
二人は目指していた、龍興の更生が叶った事になるのだが、なぜか少々しっくり来ないというか、現実感が湧かないのであった。
呆然とする二人を置いて、龍興は嬉しそうに叫ぶ。
「では、まずは織田の打倒!それから父上の願いであった天下統一じゃ!
早速、戦仕度をせよ!」
と言って、龍興はさっと翻して奥の部屋へ入っていってしまう。取り残された二人は、何が何やらと口を開けながらその後ろ姿を呆然と眺めていた。
そして我に返ったあと、すぐさま居城へ戦仕度へと向かった。
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