Mad tea party

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ガタッ アリス「え…?…きゃっ!!」 ?「夢魔に心を奪われてはいけない。奴らの好物は乙女の魂なのだから」 アリス「あっ…は…はい!!」 ?「失礼 気を付けて」 「アリス!!アリスったら大丈夫?」 アリス「あ…お礼…」 「羨ましいわ!!アリスったらカイン様に助けていただくなんて!」 アリス「カイン様?」 「まぁ呆れた 貴女知らないの!? あの大財閥の名門ハーグリーウ゛ス家の若き伯爵、カイン・C・ハーグリーウ゛ス様よ」 「最近メイ・フェアに大邸宅をお買いになって社交の季節にはよくパーティーにお見えになるの!」 「何よりあの謎めいた金色に緑のかかった美しい瞳に見つめられたら…!」 「でも彼が有名なのはその一風変わった御趣味と『死を呼ぶ貴公子』の異名のせいかしら?」 アリス「変わった趣味?」 噂話 陰口 羨望や妬み 成金や権威にしがみつく貴族… 「でもまぁこのメイフィールド男爵家もよくこんなパーティーが開けましたわね」 「噂では大分財政が厳しいと…ね?」 「大方 愛娘のビクトリアの我が儘でしょう」 「彼女の女学院も昔と違って今は成金の娘ばかり…格式なんて物は残ってないのよ 嘆かわしい…」 「爵位すら金で買えるご時世ですもの」 アリス「そういえば友達のイーディス見なかった?」 「彼女なら外の空気が吸いたいってさっきテラスに」 アリス「イーディス?いる?」
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