最後は死が訪れようとも

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無知という“安心毛布”にくるまれて見れば、荒れ果てて寒々とした光景に思えるかもしれないが、この生命の見方には、たんなる壮大さ以上のものがある。 そこには、突き刺さるような理解という風に真っ正面から立ち向かうときに得られる深い爽快さがある。イエーツの言う「星の道を吹き抜ける風」である。       心を解き放ち、自ら知識を求め、考える。 何物にも縛られず、自分の考えた通りに表現をする。 祈る対象などなくて良い、天空の上の方で見ていたけりゃ見ているが良い。 そんな奴の気持ちなんて知った事ではない。   僕は、この与えられた生を、神に捧げたりしない。   2000年前の奴じゃ分かりっこない現代を情報機器に囲まれて生き切る。 それが僕の選ぶ道なのです。
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