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六本木ヒルズ屋上……
悠斗達は毘沙門天に「紅之村正」を託し、毘沙門天の勧めで東京を巡ることにしました。
そして、日が暮れて、夜景が見える六本木ヒルズに来ました。
悠斗:「おぉ、すご……上から見ると東京も綺麗だな。」
悠斗は楽しそうに夜景を眺め、そう感嘆の声をあげます。
ハル:「ホントね……」
しかし、ハルは元気無く答えました。
悠斗はハルが元気の無いのに気づき、顔を覗き込みます。
悠斗:「どうした?元気ねぇな?」
ハル:「…………あんた、何でそんなに元気でいられるの?私の所為で死んじゃうか………」
悠斗:「死ぬわけ無いだろ?」
悠斗はハルが話すなか割り込み、そう言いました。
ハル:「えっ?」
悠斗:「何だ、そんな事気にしてたのかよ?俺は気にしてないぜ。」
ハル:「気にしてないって………」
悠斗:「それに悪い事ばかりじゃなかったしな。座敷にも会えたし、何か意味不明な天使にも会えたし、俺は楽しかったぜ。」
ハル:「あんた………ふわぁ!」
悠斗はハルの頭の上に手を置き、くしゃくしゃに撫でました。
悠斗:「さっ、そろそろ行っていい頃合いだろ。行こうぜ。」
悠斗は手を差し出し、ハルを誘いました。
ハル:「………うん。」
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