終わりの始まり、終わりの終わり

21/49
前へ
/457ページ
次へ
帝釈天………… 悠斗:「毘沙門天、来たぞ。」 毘沙門天:「む……来たか。」 悠斗の声を聞き、毘沙門天が歩いてくると「紅之村正」らしきモノを持って歩いてきました。 悠斗:「うまくいったみたいだな。」 毘沙門天:「失敗するわけが無いだろう。さぁ、受け取れ。「紅之村正」改め、「伊邪那伎」を。」 毘沙門天は鞘に収められた「伊邪那伎」を悠斗に突き出します。 悠斗:「あぁ…………!!」 悠斗が「伊邪那伎」の柄を握った瞬間でした。 ―――――――――――――― 悠斗が目を開くと歪な白と黒のコントラストの世界にいました。 悠斗:「ここは………!?」 足に違和感を感じ、足元を見ると、顔を血まみれにし、体に沢山の刀傷を負った男達が湧き上がって来ました。 悠斗:「なっ………まさか……これが……!」 男:「ウラヤマシイ………」 男:「ネタマシイ………」 男:「ナゼ、オマエハイキテイル………ネタマシイ……」 悠斗:「ぐっ……」 男達は悠斗の体に絡み付くように取り付きます。 男:「オマエノイノチヲヨコセ……クワセロ……」 男:「コノクルシミカラハナッテクレ………」 悠斗:「ぐっ………うるせぇぞ!!!!この野郎共ッ!!!!!!」 バシュン!!!!
/457ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1825人が本棚に入れています
本棚に追加