1825人が本棚に入れています
本棚に追加
悠斗:「!」
悠斗が目を覚ますと黒い夜空とハルの顔が映りました。
ハル:「よかったぁ………急に倒れるから……」
悠斗:「あ……あぁ、俺、倒れたのか……」
毘沙門天:「どうやら、刀の中の怨念らを自分の味方につける事が出来たみたいだな。持国天が持ってる「伊邪那伎」を見てみな。」
二人が会話している横から毘沙門天が割り込み、悠斗に持国天が持ってる「伊邪那伎」を見るように指示します。
「伊邪那伎」は鮮血で濡れたような刀身ではなく、白銀のごとく輝いていました。
それだけでなく、小さな球体の光が何粒も刀身の周りを回っていました。
増長天:「凄いな………さっきまで邪悪だった妖刀だとは思えないな。」
広目天:「この光の粒、人の魂のようなモノを感じます。妖刀の中にあったものでしょうか?」
シャキン。
持国天:「まぁ、何はともあれ………悠斗、受け取れ。」
持国天は「伊邪那伎」を納刀し、悠斗に向けて、差し出します。
悠斗:「あぁ。」
悠斗は「伊邪那伎」を受け取ります。
毘沙門天:「さて、後はルシファーとの戦いに備える…………?!」
増長天:「?!」
広目天:「この感じ……」
持国天:「まさか……いや、何故ここに?!」
ハル:「?……みんな、何を…」
悠斗:「ハル……下がってろ。どす黒い何かが来る……!」
最初のコメントを投稿しよう!