終わりの始まり、終わりの終わり

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悠斗:「!」 悠斗が目を覚ますと黒い夜空とハルの顔が映りました。 ハル:「よかったぁ………急に倒れるから……」 悠斗:「あ……あぁ、俺、倒れたのか……」 毘沙門天:「どうやら、刀の中の怨念らを自分の味方につける事が出来たみたいだな。持国天が持ってる「伊邪那伎」を見てみな。」 二人が会話している横から毘沙門天が割り込み、悠斗に持国天が持ってる「伊邪那伎」を見るように指示します。 「伊邪那伎」は鮮血で濡れたような刀身ではなく、白銀のごとく輝いていました。 それだけでなく、小さな球体の光が何粒も刀身の周りを回っていました。 増長天:「凄いな………さっきまで邪悪だった妖刀だとは思えないな。」 広目天:「この光の粒、人の魂のようなモノを感じます。妖刀の中にあったものでしょうか?」 シャキン。 持国天:「まぁ、何はともあれ………悠斗、受け取れ。」 持国天は「伊邪那伎」を納刀し、悠斗に向けて、差し出します。 悠斗:「あぁ。」 悠斗は「伊邪那伎」を受け取ります。 毘沙門天:「さて、後はルシファーとの戦いに備える…………?!」 増長天:「?!」 広目天:「この感じ……」 持国天:「まさか……いや、何故ここに?!」 ハル:「?……みんな、何を…」 悠斗:「ハル……下がってろ。どす黒い何かが来る……!」
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