終わりの始まり、終わりの終わり

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カツ………カツ……… 御影石の道を歩く音が徐々に近づいて来ます。 悠斗:「まさか、ルシファーじゃないだろうな?!」 毘沙門天:「ははは…そのまさかだ。」 悠斗:「くそ……早速、御対峙かよ。」 カツ……… その足音はようやく止み、足音の正体が月の光を浴びて、露わになります。 悠斗:「!……嘘……だろ……」 それは悠斗とハルが見慣れた姿…… ハル:「あんたが………ルシファー……?!」 悠斗が持国天を見つけ出し、熾天使ファレドルの力を発現させた時にハルと共にいた人物…… 繪琉:「やぁ、こんばんは。」 金星繪琉でした。 悠斗:「お…ま……え……」 繪琉:「どうしたの?悠斗君。顔色が………」 シュッ!! 繪琉が話を続ける中、増長天が拳を構えて、繪琉の前に現れました。 増長天:「ぶっ飛………?!」 バシッ!!! 繪琉が掌を増長天に向けて、突き出したと同時に掌から何かが放たれ、増長天は吹き飛びます。 広目天:「増長天!」 持国天:「行くぞ!!」 シュッ!! 広目天と持国天は増長天が飛ばされた方に移動しました。 繪琉:「いやだなぁ……ここの人達、血の気が凄いから。」 繪琉は顔色を変えずにそのまま言いました。
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