1825人が本棚に入れています
本棚に追加
/457ページ
カツ………カツ………
御影石の道を歩く音が徐々に近づいて来ます。
悠斗:「まさか、ルシファーじゃないだろうな?!」
毘沙門天:「ははは…そのまさかだ。」
悠斗:「くそ……早速、御対峙かよ。」
カツ………
その足音はようやく止み、足音の正体が月の光を浴びて、露わになります。
悠斗:「!……嘘……だろ……」
それは悠斗とハルが見慣れた姿……
ハル:「あんたが………ルシファー……?!」
悠斗が持国天を見つけ出し、熾天使ファレドルの力を発現させた時にハルと共にいた人物……
繪琉:「やぁ、こんばんは。」
金星繪琉でした。
悠斗:「お…ま……え……」
繪琉:「どうしたの?悠斗君。顔色が………」
シュッ!!
繪琉が話を続ける中、増長天が拳を構えて、繪琉の前に現れました。
増長天:「ぶっ飛………?!」
バシッ!!!
繪琉が掌を増長天に向けて、突き出したと同時に掌から何かが放たれ、増長天は吹き飛びます。
広目天:「増長天!」
持国天:「行くぞ!!」
シュッ!!
広目天と持国天は増長天が飛ばされた方に移動しました。
繪琉:「いやだなぁ……ここの人達、血の気が凄いから。」
繪琉は顔色を変えずにそのまま言いました。
最初のコメントを投稿しよう!