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悠斗:「風がキツすぎるだろ!!」
シュッ!!
風を切る音がし、悠斗の目の前には、繪琉が漆黒の翼をはためかせ、手に持つ剣を高々と掲げていました。
繪琉:「終わりだ。」
悠斗:「!」
ガキン!!
シュッ!
ズザザザザザザ!!!
悠斗は地上へと落ちていき、人通りの少ない路上へと落ちました。
空から落ちる勢いとアスファルトの硬さは悠斗の体を強く打ちつけました。
悠斗:「くっ……!!」
ズドン!!
大きなダメージを負う悠斗に追い討ちをかけるかのように、繪琉の攻撃は空から落ちてきます。
悠斗は身を転がし、斬撃を避けますが、えぐり出されたアスファルトをその身に浴びます。
繪琉:「懲りない奴だ。いい加減に諦めろ。」
悠斗:「………お前……口調が変わったな……」
繪琉:「……そんなことに気を遣う余裕があるのか?言ったはずだ。貴様といた私は仮初の記憶。この世界で生きるための記憶だと。」
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