終わりの始まり、終わりの終わり

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ルシファー:「なるほど………すでに人間寄りではなく、天使に近付いて来ているか。」 ルシファーは背を悠斗に向け、そう話します。 悠斗:「!………」 一方、悠斗の方は胸中を射抜かれたかのように驚き、目を見開きます。 ルシファー:「違和感はあったようだな……しかし、それを感じていられるのは少しだけだ。」 ルシファーは剣を構え、悠斗に振り返る。 ルシファー:「お前は我が剣によって、天に召されず、地にも堕ちぬ。ファレドルの力を宿したお前の魂は無の世界にさまようだろう。その時こそ、我が執念は解きほぐされるであろう。」 シュッ! 刹那、ルシファーの姿は悠斗の視界から消えます。 しかし、視界から消えても、気配が消える事はありませんでした。 悠斗は背後に気配を感じ、振り返ります。 背後にいたルシファーの手には禍々しい光を保った光の弾が放たれようとしていた。 ルシファー:「さぁ、始めようか。最強の天使の力をその身に宿した人間と天使の長であった悪魔の決戦を。」 ズドンッ!!!
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