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毘沙門天:「くそ!霊力が乱れて、悠斗かルシファーか区別がつかない!!一体、何処に行った?!」
毘沙門天はハルを肩に担ぎ、屋根から屋根へと飛び移り、結界外に戦いに行った悠斗を捜していました。
毘沙門天は首を東西南北へ向け、悠斗の姿を捜しました。
ハル:「悠斗…無事でいて……!」
ハルは両手を組み、悠斗の無事を祈っていました。
その目には涙が浮かんでいました。
ズドン!!!
毘沙門天:「!」
ハル:「悠斗?!」
毘沙門天とハルは音がなった方向へと向き直り、爆煙が起きているのを確認します。
その瞬間、爆煙の中から、弾丸のように何かが飛び出るのを見ました。
それはうっすらでしたが、人型のように見え、背中と思われる部分には、白い何か。手には刀のような棒が握られていました。
その何かは海へと向かっていました。
毘沙門天:「あの翼、悠斗か!」
ハル:「!、また何かが飛んで……!」
黒い翼を生やした何かが悠斗らしきものを追うように爆煙から現れます。
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