*第1章

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?「うるさ…」   ?「どうやら知らなかった様ですね…」   ?「てか、君理事長室もう行ったあ?」   薫「あ!そうだった。」   ?「よかったら案内しますよ」   薫「あ、ありがとうございます!」   この人が天使に見える…   ――――――   ―――   ―   ?「着きましたよ」   薫「え、でかっ…」   ?「早くしろよ…」   ビクッ 薫「ヒッ! は、はいっ!」   怖い…悪魔だ…   コンコン   ?「どうぞー」   薫「失礼します…」   扉を開けるとお父さんと同い年くらいのおじさんがいた   ?「君が沖田薫ちゃんかい?」   薫「あっ…はい!」   理「守とは全然似てないな… なんか親子じゃないみたいだねぇ」   守って…   薫「お父さんの事知ってるんですか?」   理「守から聞いてないのかい? 守とは昔からの友人でね 君をどうにかして入れてくれないかと頼まれてねー」   だから入れてくれた訳か…   薫「あっ…そうだ! あの…ここって男子校って聞いたんですけど…」   理「あー…その話なら本当だよ」   やっぱり……   理「それでなんだが… 男子校という事もあって女子は君だけなんだ。 ここの生徒は皆男だし、 君を狙う生徒もいるだろう。 ここでは絶対的な権力を持っているのが生徒会なんだけど、君にはその生徒会に入ってもらって 生徒会メンバーに守ってもらう事にしたんだ」   薫「そうですか… で、その生徒会の方達はどちらに…?」   理「え、君の後ろにいるじゃないか」   え…。   薫「えぇぇぇぇっ!?」   眼鏡の人ならまだしも…み…見えない…!   ?「あ゙? 見えないとはいい度胸してんなオイ。」   え…エスパー!?   ?「ぜーんぶ声に出てるよー?」   薫「えっ! すすすすいましぇんっ!!」   ?「吃った上に噛みましたね」   ?「可愛いー♪」   童顔な青年と眼鏡の青年はクスクスと笑う 薫は自分の顔の温度が急激に上昇していくのが自分でも解るくらい真っ赤に染まった   ?「うわー茹でダコみてぇ」   薫「なっ…!」   ?「あっ、自己紹介を忘れてましたね 俺は三年の片岡隼です」   ?「僕は二年の龍崎悠弥だよ♪」   ?「三年の黒崎だ」   薫「沖田薫です!」      
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