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いつも通り学校が終わり家に帰る。
でも、今日はなぜか玄関の外に私の荷物が詰めて置いてあった。
そしてそこには手紙があった。
私は目の前の状況が読めなかった。
とりあえず置いてある手紙を手に取り、封を切り中の紙切れを出す。
[麗亜へ
ごめんなさい。
この家を出ていって。
あなたの面倒を見るの疲れたわ。
もともとあなたと血が繋がってないからこれ以上一緒にいると、おかしくなりそう。
もうここの家の人間には関わらないで。
12年前あなたを引き取ったのが間違いだったわ。
さようなら。]
とゆうものだった。
出て行って…
疲れた…
間違い…
さようなら…
全ての言葉が私の的を射抜く。
涙も出なかった。
これがあの人たちの本音だと思うと笑えて来た。
気がつけば辺りわオレンジ色で染まっていた。
私は荷物を持ってその場を離れた。
歩いた…。
歩き続けた…。
歩き続けてついたのはどこかの公園だった。
小さな公園には、ブランコと滑り台がぽつんと立っていた。
2つの遊具を白い光が上から照らす。
私は近くにあったベンチに腰を降ろした。
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