ひとりぼっち

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―12年前― 本当の母親と父親が死んだ。 理由なんか知らない。 気がつけば私の大好きな2人の姿は、小さな木箱と写真の中におさめられていた。 なんで? 私はまだそのとき5才とゆう幼さで「死」がなにを意味するのか知らなかった。 だが、たった一人の両親が私を置いて遠くに行ってしまった。 それだけは理解することが出来た。 両親は、駆け落ちで結婚したため私の血縁者わいない。 急に私はひとりぼっちになった。 寂しかった… 苦しかった… そして 両親に会いたかった。 私は血縁者がいないため、施設に預けられた。 そこには、同じくらいの年齢の子たちがたくさんおり、子供の私は、毎日が楽しくて仕方なかった。
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