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ただ、夜になると、とてつもない恐怖が襲ってくる。
それがどうしようもなく怖かった。
しばらくすると私は、見ず知らずの人に引き取られた。
始めは、2人とも優しく私にたくさんの愛情を注ぎ込んでくれた。
だけどそれはほんの少しの幻にすぎなかった。
私の義理の父にあたる人が浮気をしていたらしい。
当然義理の母は激怒した。
父に怒鳴れば暴力が返ってくる。
昼間父がいない間に私わ「虐待」されていた。
蹴られ殴られ髪の毛を引っ張られ。
私は、泣き叫ぶことしか出来なかった。
たくさん注いでくれた愛はどこへ行ったの?
前みたいに戻ってよ。
私はそれだけしか考えられなかった。
その頃の私はもう、母のイライラを抑える道具でしかなかった。
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