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そんな私にも友達が出来た。
榊 瑠稀[サカキ ルキ]
中学生になった時同じクラスになったのがきっかけ。
みんなは、私を怖がって近付こうともしなかった。
それでいい。
みんな私を避ければいい。
そんなのもう、慣れっこだ。
そう思ってた私の所に瑠稀が来た。
「うわ―。ピアスじゃらじゃらじゃん!?カッコいいねぇ―。」
初めの言葉がそれだった。
最初は、「なに?こいつ。」
と思ってた。
「私ね、榊 瑠稀ッてゆうの。瑠稀ッて呼んで!葉山 麗亜ちゃんだよね?」
「そうだけど…。」
「あはッ!よろしく☆」
「…あ、あぁ-。よ、よろしく…。」
みんなが怖がってた私に声をかけてくれた。
こんな私に笑顔を向けてくれた。
不幸のどん底にいた私にとって瑠稀の笑顔は、太陽よりも眩しかった。
そして私と瑠稀は、「友達」とゆう関係になった。
私に初めての友達が出来た。
うれしかった。
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