ことの始まり

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昔し昔し あるところに おじいさんと、おばあさんが住んでいました ある日 おじいさんは山へ芝刈りに おばあさんは川へ洗濯へ行きました おばあさんが川で洗濯をしていると 川上の方から大きな桃が ドンブラコ ドンブラコ いや 大きすぎて川をはみ出して ゴロリ ゴロリ と転がってきました おばあさんはすかさず戦闘モードに入りましたが 近くで見た桃は予想以上に大きく プチ☆ と可愛い音をたてて潰れちゃいました 一方その頃おじいさんは無心に芝を刈り続けてました 桃はその後も動きを止めず 偶然川で水を飲んでいた『犬』 川遊びをしていた『猿』 水面に浮かぶ自分にうっとりしていた『きじ』を プチプチプチュン☆ と次々に転がり潰し ついに海へ出ました 一方その頃おじいさんは、山の半分まで芝を刈り尽くしました 桃はやがて鬼が島へ流れ着きそこでようやく桃が開きました 巨大な桃からは 有毒ガスと溶岩が流れ出て 島の半分の鬼達をその場で殺してしまいました 残った鬼達も 桃から現れた自分達の10倍もある桃太郎に食べられてしまいました そして桃太郎は無事鬼退治をし、宝を手に入れる事が出来ましたとさ めでたしめでたし♪
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