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猟師と、ウェア・ウルフとの対決があった次の日…
山すその森の中に、一人の女性がいた。
彼女は麓の街の名士の娘で…よく、この森に遊びに来ていた。
彼女は、この森の中の景色が好きだった。
この日の朝も…早朝から森におり…
その景色を楽しんでいた。
そんな彼女の目の前に…一匹の蝶が飛んできた。
『あら!蝶々!綺麗…』
彼女はその蝶を、うっとりとした面持ちで眺めていた。
蝶はしばらく、彼女の周りを舞い飛んでいたが…
ふいに、彼女から離れて行った。
『あ…待って!』
彼女はそう言いながら…蝶の後を追った。
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