始まりは……

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「どうしたの?青木さん」  それに答えることもせず、ただ黙ったまま… 中村先生は由香の頭を軽く撫でた 「青木さん、あなたのせいじゃないわ」  それに反応して、由香はゆっくりと顔をあげた 先生の顔を見てしばし沈黙… 由香「先生……私がすべて悪いんです…」 「どうして?青木さんは助かったんでしょ?」 由香「……みんな…みんな、私のために!!」  先生の服を掴みながら席を立つ 由香「みんなぁ……亜美…瞳……祐美…」 「……あれ?松井さんを忘れてるよ?」 由香「3人とも…私を置いて……なんで居なくなっちゃったのさァーーー!!!」 「いや……だから1人忘れてるって…」  泣き崩れる由香にツッコミながら、中村先生はを抱きしめていた ――――…‥ .
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