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【花屋敷】
「ひゃあっ!すごいすごい!初めてきた~!」
乗り気ではなかったが、いざ来てしまうとテンションが上がった
「すごいメトロな遊園地だな~」
「………レトロって言いたいの?」
「あ…そうとも言うかな?」
やっぱこいつ馬鹿だ
「じゃあ…お化け屋敷とか行く?」
「えっ…」
「よし、お化け屋敷行くよ!」
私はホースを引っ張ってお化け屋敷に入ろうとした
「まままま待て待て!こっち!こっちのお化け屋敷に入ろう!」
ホースは少しレベルの低いお化け屋敷を指さした
「え~…あれ?ま…いっか」
このお化け屋敷は乗り物に乗って周るらしい
………………………
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ぅぁぁぁぁぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇぇぇ!」
「うるっさい!黙らんかい!」
ホースはまるでこの世の終わりかのように泣き叫んだ
お化け屋敷苦手ならそう言えよ…
「はぁ、はぁ、し、死ぬかと思った!」
「お化けがライトアップされたり、ぷしゅ~ぷしゅ~って音がなっただけじゃん…」
「それが怖いの!」
ホースはまだガタガタ震えていた
「っアハハハハハ!」
私はおかしくて笑ってしまった
「笑うなよ~」
「だっ…だって、アンタみたいなデカい男がっ…クククッ」
私は笑いが止まらなかった
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