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現在、夕食の支度中。
「なあ、」
「なによ。」
「姫子の能力ってなんだ?いくらなんでもあの神社を直すなんて、どんだけ強力なのか想像もつかないぜ。」
「そこらへんは姫子に直接聞きなさいよ。まあ、たしかにかなり強力だけどね。」
「ふーん、まあいいか、姫子に直接聞いてみるぜ。」
トントントン、夕食を作っている音が聞こえてくる。
「なあ。」
「何よ。」
「姫子って・・・料理できるのか?」
「知らないわよ。」
「え?」
グツグツグツ、トントントン、料理の音だけが響く。
「大丈夫なのか?」
「さあ?」
グツグツグツ、ダンッ、トントントン、「もう少しね。」ゴリゴリゴリ。
「何か、すげー不安なんだが。」
「大丈夫でしょう。」
「根拠は?」
「勘。」
「まあ、もう遅いか・・。」
「出来たわよー。」
「いくか。」
「そうね。」
二人は歩いていく。天国か地獄。果たしてどっちか!
「やーねぇ、天国に決まってるじゃない。」
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