第二章 武蔵攻め前夜

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武田家が上杉家同盟を結んだと聞いた北条氏政は烈火のごとく怒っていたあまりに強く拳を握ったため握っていた箸がポキリと折れた。 「伝令兵!」 「ははっ」 「小田原城に武将達を翌日までに呼び寄せろ。」 伝令兵は慌ただしく出て行った。 翌日小田原城で軍議開かれた。 「武田の躑躅ヶ崎城を攻める。」その言葉に武将達は驚いた。 「全軍八王子城に集結、大将は氏直じゃ、早く準備をするのだ。」 武将達は清々しい顔をして出て行った。 これから起こることが悪夢だとも知らずに…
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