ある朝

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「本当にあの猫なの?」 「本当だよ だからご飯ちょうだい」 男が元猫かどうかは置いといて 何か着せないと目のやり場に困るので 両親の寝室からパパのガウンを持ってきた 「これ着てみて」 男は素直にガウンを受け取り身につけ 亜矢のあとからキッチンについてきた 「猫缶でいいの?」 亜矢がテーブルにドンと缶詰を置くと 男は眉をひそめてふぅっとため息をついた .
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