☆番外編☆

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―吸血鬼が旅行したら1―   枢率いる星煉を除く ナイトクラスと優姫は, 温泉が有名な観光地へ 3泊4日の旅行に来ていた。   彼等が宿泊するのは 貸し切り温泉やプール,サウナまである 高級リゾートホテルだ。   枢『さぁ,部屋割を発表するよ。 1940号室が僕と優姫, 1941号室 一条と藍堂, 1942号室 架院と瑠佳, 1943号室 支葵と莉磨だ。良いね?』   全員がえっ😵⁉ という顔をしている。   優【枢…お兄様?? 一緒の部屋なんて,私っ……///】   俯き,赤くなってしまった優姫の 顔を上げ 覗き込む枢。   枢『僕と一緒の部屋じゃ, イヤだったかな…?   僕は…優姫と泊まりたいな』    優姫と枢は見つめ合い, 黙り込んでしまった。 その時,瑠佳が申し訳なさそうに 枢に話し掛けた。   瑠「あの,枢様……。 暁と同室って一体…(汗)」   枢の部屋割は, お嬢様育ちの瑠佳にとって 有り得ないことなのだ。   枢『夜,一緒に寝るってことだよ? 瑠佳,暁と仲良くするんだよ』   枢がチラッと暁を見ると,流石の彼も 落ち着きをなくし ひどく動揺していた。   莉「寮長,私も支葵と 一緒の部屋…なんですか?」    普段はクールな莉磨でさえ, 驚いた表情を浮かべている。    枢『あぁ,そうだよ。支葵には… ポッキンチョコでも食べさせておきな』   一条と藍堂以外は 唖然とし,思考回路が停止していた。 一《かなめー, どうして僕と藍堂は野郎同士なの?》   今回ばかりは,一条にも 理解出来ない様だ。   藍「枢様‼ぼっ,僕は…。 あなたと同じお部屋が…😍」    枢は,トランプや マジックグッズを取り出した。   枢『はい藍堂,一条。 これらで遊んでると良いよ(フッ』   一通り話終えた枢は, 優姫とともに部屋へと 消えたのだった。
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