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「悪いけど、ボクそういうのに興味ないから」
「そうだユウ、
お前にはオレがいるじゃねぇか」
「サライ!」
突然割って入ってきたサライ。
ユウは驚き、ゼノはあからさまに嫌な顔をした。
「でもサライ、
ボクたち二人じゃ…」
「二人でいいんだよ。
…そういう訳だ。お前はさっさとどっか行け」
しっしっと手を振るサライに苛立ちを隠せないゼノ。
腹いせにサライの手をつかんでひん曲げた。
痛みに声を上げたサライを見下し、
ゼノは黒い笑みを浮かべた。
「別にボクはキミたちに興味はないよ。
せいぜい二人で仲良くしてなよ」
「てめ…っ」
一触即発の空気。
ユウはアワアワと落ち着きなく二人を見比べた。
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