第二幕:番長が×××

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「ステキ… そうこなくちゃ、跪かせがいがないよね」 そういうと、 オレンジの変態オカマ不良は鉄バッドの柄をぐるりと回した。 するとまるで伸縮つっかえ棒のように長さが増した。 「何それ、実はつっかえ棒?」 「そういうそっちはナタ? 今から草刈りでもするの?」 先にしかけたのはオレンジの変態オカマ不良だった。 頭上で鉄バッドを高速回転させながらゼノに迫る。 一方のゼノは突っ立ったままそれを見据えて動かない。 オレンジの変態オカマ不良は不信に思いながらも、 そのままの勢いで突っ込んだ。 オレンジの変態オカマ不良の手に手応えを残し、 鉄バッドが地面に激突した。 砂埃が舞い、視界が失せる。 オレンジの変態オカマ不良はにやりと笑い、 苦痛で歪むゼノの顔を予想した。 しかし、 砂埃の合間からかすかに見えたゼノの口端は引き上げられていた。
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