第二幕:番長が×××

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強い風が吹き、砂埃が消え去る。 オレンジの変態オカマ不良が最初に見たのは、 跪くゼノではなかった。 「なん…」 「残念でした」 驚きに目を見張る彼女(?)の横っ腹に、 ゼノの鎌の柄が容赦なく撃ち込まれた。 強烈な打撃をくらい、 オレンジの変態オカマ不良の体は数メートルとばされた。 地面にはいつくばる彼女(?)の前には、 真っ二つに寸断された鉄バッドがあった。 「強度不足。 ボクを跪かせようなんて、 一生かかっても無理だと思うよ?」 不適な笑みに見下ろされ、 オレンジの変態オカマ不良は顔を真っ赤にした。 ゼノは一歩も動かず、 高速回転する鉄バッドをわずかなブレもなく切断してのけた。 武器を握る本人すら気づかない、華麗な太刀捌きで。 レベルの違いを感じざるを得ない。
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