第一幕:生徒会の秘❤密

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「はじめまして。 キミが転校生のゼノくんだよね?」 学校のとある一室。 2対1で対峙する男子生徒3人。 「ボクはユウ。 生徒会長だよ。 …生徒会長。…生徒代表… 生徒代表!? こんな大切な役をボクがやらせてもらってていいのかな… いいわけないよ!!」 爽やかな笑顔が一転、 ユウは目にうっすらと涙を浮かべ、 隣にいた男子生徒にすがりついた。 「どうしよう… ねぇ、サライ。 やっぱりボクに生徒会長なんて…」 「ユウ」 サライはユウの手を握り、 真剣な瞳で見つめた。 「ユウにしか生徒会長はできねぇよ」 「サライ… でもボクは…」 サライはユウの涙を拭うと、 顔をよりいっそう近づけた。 「オレがユウを守る。 心配すんな。ユウならできる。 だからもう泣くなよ」 「サライ…」
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