母親の記憶
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玄関を開け中に入る‥廊下を通って居間に向かう‥ 静かだ‥ この時間、家には母がいる筈だが人の気配はしない‥ 僕が居間のふすまを開けると、そこには積み木が散乱していた。 積み木が台車に収まる玩具で僕の家の電話台として使われている物だ。 その台車も倒れ黒電話もあらぬ所に転がって‥ そんな居間の真ん中に母が座り込んだまま瞬きもせずに、ただ一点だけを見つめている‥ 『お母さん!お母さん!』
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