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次の日。
天気は快晴。
いつも通り雫は登校してくる。
「おっはよー☆」
後ろから声をかけてきたのは友達だろうか。
雫は笑顔で返事をする。
「おはよ!梓(アズサ)」
雫の肩まである髪が
風と共になびいた。
数秒雫の表情を観察。
梓は何か聞きたそうな顔をしている。
「…んで、あんた昨日大丈夫だったの?生徒会室行って。」
実は、彼女、梓だけが昨日雫があの部屋に行った事を知っていた。
知られてる以上、
何もなかったなど言えないし、雫の性格上嘘も言えない。
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