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「お、おはようございます。生徒会長…」
あくまで冷静を装ってはみたが案外難しい。
怖くて目を合わせる事ができなかったが
おそるおそる彼の表情をうかがう。
ものすごくムッとした顔をしていた。
「だから昨日も言っただろ?俺の名前拓海だって。忘れたとか言わせねーから」
強引というか
俺様。
ふざけんなとか
雫が思ってるのも知らず
拓海は話を変えた。
雅斗に指を指す。
「何?こいつがお前の彼氏?」
「そうですけど…」
「ふーん……」
数秒雅斗をジロジロ見た。
その後いきなり雫を抱き寄せた。
周りはより一層
ザワめきが増す。
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