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おそるおそる
後ろを見ると
そこには黒髪の男が
立っていた。
背も高く、顔も整のっている。
「…生徒、会長……」
彼女は苦笑いしか
できなかった。
何故なら、彼女はこの男に会いたくなかったからである。
「誰って聞いてんだけど…?」
意地悪そうな笑みを浮かべ、彼女にジリジリとつめよる。
後ろは机のため彼女に逃げ道はない。
「…2年C組の、鎌田雫、です!」
本当は名前など言いたくはなかったのだが、言わないと開放してくれなさそうだったため口を開いた。
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