★゜誘惑

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おそるおそる 後ろを見ると そこには黒髪の男が 立っていた。 背も高く、顔も整のっている。 「…生徒、会長……」 彼女は苦笑いしか できなかった。 何故なら、彼女はこの男に会いたくなかったからである。 「誰って聞いてんだけど…?」 意地悪そうな笑みを浮かべ、彼女にジリジリとつめよる。 後ろは机のため彼女に逃げ道はない。 「…2年C組の、鎌田雫、です!」 本当は名前など言いたくはなかったのだが、言わないと開放してくれなさそうだったため口を開いた。  
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