★゜誘惑

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「友達が、友達が可哀想なんです。生徒会長を好きなのに、生徒会長は遊びで…。軽く捨てて…。友達が泣いてるんです!」 彼に向かって叫んだ。 彼はバツが悪そうに 頭をかく。 しばらくして 自分の机のイスに歩きだし腰をかけ、おもむろにタバコを出した。 火をつけ、一回ふかしてからもう一度タバコを口へ戻す。 制服のネクタイを緩めながら視線を雫へ向け口を開いた。 「そう言われてもねー、俺別にその子の名前とかもわかんねえし、好きじゃないし?」 雫は体が熱くなるような気がした。  
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