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「友達が、友達が可哀想なんです。生徒会長を好きなのに、生徒会長は遊びで…。軽く捨てて…。友達が泣いてるんです!」
彼に向かって叫んだ。
彼はバツが悪そうに
頭をかく。
しばらくして
自分の机のイスに歩きだし腰をかけ、おもむろにタバコを出した。
火をつけ、一回ふかしてからもう一度タバコを口へ戻す。
制服のネクタイを緩めながら視線を雫へ向け口を開いた。
「そう言われてもねー、俺別にその子の名前とかもわかんねえし、好きじゃないし?」
雫は体が熱くなるような気がした。
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