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しばらくして、和音と凌くんもフロアに下りてきていた。
一緒に踊る
・・・さっきのことは、思い出さないように・・・
今は、音楽の波に体を任せていることが心地よいから・・・。
あ、チークタイムかぁ。
「ね、のどか沸いたよ・・・」小次郎君の耳元で話すと「俺も・・・」と答えて、ちょっと汗ばむ手をつないで歩いた。
ビールを片手にカウンターでゴクゴクと飲み干す。
「おいしいなぁ」と私。
「おいおい。また、一気のみかよ。大丈夫か?」
「平気、平気、おかわりー」と、勢いよく言って、
ビールを受け取り、二人で席に戻る。
和音と凌くんが、座り肩を寄せ合い話している・・・。
「仲の良いことで・・・」と小次郎くんがおちゃらけて話しかける・・・。
私も微笑む。
一瞬だけど、凌くんと目が合い微笑む。
「彩、顔赤くねぇ?」と、凌くんが私の顔を覗き込む。
ち、近い…。
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